試験対策

HSK3級のレベルと難易度|約600語・CEFR B1・合格は300点中180点

中国語圏の教室風景。HSK3級が目指す「生活の中の中国語がだいたい分かる」レベル感を、日常の教室の空気感で表すカット。
褒忠國中 雲端網 (Wikimedia Commons, CC BY 2.0)

結論

HSK3級は約600語・CEFR B1相当の級で、聞き取り・読解・作文の合計300点満点中180点(6割)以上が合格です。 受験料は6,600円(税込)。日常生活の会話がだいたい理解でき、簡単な受け答えができる「中級の入口」と考えると実態に近いイメージです。

HSK3級の基本データ内容(hskj.jp・2026年10月14日確認)
対象者・語彙数の目安600語程度の常用単語と文法知識を習得している者
CEFRB1(HSK日本実施委員会の対照表)
満点・合格基準300点満点(聞き取り・読解・作文が各100点)・180点以上で合格
試験時間聞き取り約35分・読解30分・作文15分(筆記試験は午後の時間帯)
受験料6,600円(税込・2023年5月試験分から適用)
次に申し込める日本の試験11月23日(東京・大阪/申込10月23日まで)・12月13日(全国主要都市/申込11月13日まで)

HSK3級で何ができるか

公式の対象者像は「600語程度の常用単語と文法知識を習得している者」です(hskj.jpの3級紹介ページ)。CEFRとの対応は推測ではなく、HSK日本実施委員会の対照表で3級=B1と示されています。そのうえで、一般的にHSK3級の合格者は次のようなことができると言われます。

  • 日常の買い物・移動・簡単な自己紹介レベルの会話が理解・応答できる
  • 短い文章の読解、簡単な作文(語句の並べ替え・空欄に漢字を書く程度)ができる
  • ビジネスの専門的なやり取りにはまだ不足があり、4級以降が実務での目安になることが多い

台湾での就職を考えている場合、3級は応募条件を満たす職種が限られます。全体像は台湾で就職する日本人の現実で整理しています。

試験構成と合格ライン

hskj.jpの案内による3級の構成は次の通りです。

セクション時間内容
聞き取り約35分(放送2回)写真選択・正誤判断・短い会話の理解・やや長い会話の理解の4部分、各10問(計40問)
読解30分関係のある文の組み合わせ・空所補充・短文の内容理解の3部分、各10問(計30問)
作文15分語句の並べ替え5問・空所に漢字を書く問題5問(計10問)

聞き取りの終了後には、解答用紙に記入するための時間が5分間与えられます。配点は聞き取り・読解・作文それぞれ100点、合計300点満点で、180点(6割)以上が合格基準です。

出題数・時間配分・受験料・試験日程は変更されることがあります。受験前に必ずhskj.jp(日本国内)の最新案内を確認してください(本記事の数字は2026年10月14日確認)。

次にいつ受けられるか(2026年10月14日時点)

hskj.jpの試験日程で、2026年10月14日確認時点に申込を受け付けている3級の筆記試験は次の2回です。

回試験日申込期間3級の会場成績のインターネット照会
第261123回2026年11月23日(月)9月28日〜10月23日東京・大阪(筆記1〜6級)2026年12月23日予定
第261213回2026年12月13日(日)10月13日〜11月13日全国主要25都市(3級は筆記1〜6級・2〜5級の両方の会場で実施)2027年1月20日予定

各会場には定員があり、満席になった会場は選べなくなります。3級の筆記は午後の時間帯(hskj.jpの時間表では13:30開始)で、午前の時間帯の級(2級・4級・6級)とは併願できます。開始時刻は変更になることがあるため、受験票で確認してください。

HSK3.0になっても今回の3級は変わらない?

中国の主催団体は2026年12月から改訂版「HSK3.0」で試験を実施すると発表しています。これに対し、HSK日本実施委員会は2026年10月2日付のお知らせで、日本国内で2026年内に実施するHSKは、これまでと同様に現行の試験(HSK2.0)で行い、試験内容・試験時間・受験料も変わらないと案内しています。つまり、11月23日・12月13日に日本で受ける3級は、本記事で紹介した現行の形式です。

2027年以降の扱いは、正式決定後にhskj.jpのお知らせで告知されます。

4級・5級との違い

3級が「日常生活の中国語」であるのに対し、4級は語彙が約1,200語に倍増し、「日常会話+基本的なビジネス場面」まで対応範囲が広がる目安とされ、台湾での求人票に応募条件として名指しされることが比較的多い級です。5級以上になると新聞・雑誌レベルの読解が視野に入ります。全体の位置づけはHSK1級から6級・7〜9級までの違い一覧で整理しています。

3級を受ける前に整えておきたい土台

声調・ピンインでつまずいたまま単語を詰め込むと、聞き取りパートで苦労しやすくなります。まだ発音に不安がある場合は、声調のコツとピンインの覚え方を先に固めておくと3級対策がスムーズです。語彙はHSK単語レベル別一覧で級ごとの頻出語を確認し、過去問(样题)を使った進め方はHSK対策を独学でやる勉強法にまとめています。台湾での留学・就職を見据えている場合は、3級が最初のマイルストーンになることが多く、台湾留学の費用相場もあわせて参考にしてください。

Sources

  1. HSK日本実施委員会 HSK3級ページ
  2. 汉语考试服务网(HSK公式)
  3. HSK日本実施委員会 試験日程(第261123回・第261213回)
  4. HSK日本実施委員会 受験料と時間
  5. HSK日本実施委員会「2026年実施のHSK試験について」
  6. HSK日本実施委員会 世界標準CEFRとは

よくある質問

HSK3級の合格点は何点ですか?
聞き取り・読解・作文が各100点の300点満点で、6割の180点以上が合格基準です(HSK日本実施委員会の3級紹介ページ、2026年10月14日確認)。
HSK3級の受験料はいくらですか?
6,600円(税込)です。HSK日本実施委員会の「受験料と時間」ページの金額で、2023年5月試験分から現在の料金です。改定されることがあるため、申込前にhskj.jpで確認してください(2026年10月14日確認)。
HSK3級を次に受けられるのはいつですか?
2026年10月14日時点で申込を受け付けている3級の筆記試験は、11月23日(月)の第261123回(東京・大阪、申込は10月23日まで、成績のインターネット照会は12月23日予定)と、12月13日(日)の第261213回(全国主要都市、申込は11月13日まで、成績照会は2027年1月20日予定)です。会場は定員制で、満席の会場は選べなくなります。
12月13日のHSK3級はHSK3.0で実施されますか?
日本では現行形式です。HSK日本実施委員会は2026年10月2日付のお知らせで「日本国内において2026年内に実施するHSK試験は、これまでと同様、現行の試験(HSK2.0)で実施いたします」と案内しています。2027年以降の扱いは、正式決定後に同ページで告知されます。
HSK3級だけで台湾就職はできますか?
職種によります。事務職などは応募条件を満たす場合がありますが、専門職では4級以上を求める求人が多い印象です。
HSK3級の合格率はどれくらいですか?
公式に合格率が定期公表されているわけではないため断定的な数値は示せません。合格ラインは6割(180/300点)です。
HSK3級の勉強期間の目安は?
個人差が大きく断定的な期間は示せません。語彙約600語と基本文法をカバーする教材を1冊仕上げることを目安にすると計画が立てやすくなります。
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