試験対策

HSKK(口頭試験)とは?レベル・試験内容・対策を整理

マイクを使った自宅録音のセットアップ。HSKKが全問録音方式であることを象徴するカット。
Subhashish Panigrahi (Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0)

結論

HSKK(漢語水平口語考試)は、筆記中心のHSK(1〜6級・7〜9級)とは別に用意された、中国語のスピーキング力を測る試験です。初級・中級・高級の3段階があり、いずれも全問録音方式・試験の進行もすべて中国語で行われます。存在自体があまり知られていませんが、HSKで測れない「話す力」を証明したい場合に活用できる試験です。

HSKKとHSK(筆記)の関係

HSKKはHSKの上位互換や必須のセット試験ではなく、単独でも受験できる別建ての試験です。そのため「HSK○級を持っているから、HSKKも自動的に同じ級に合格できる」という対応関係は公式には定められていません。筆記が強くても、聞きながら即座に話す形式に慣れていないと得点しにくいのがHSKKの特徴です。

3段階のレベル目安

HSK日本実施委員会(hskj.jp)の案内によるレベル目安は次の通りです。

目安語彙目安の学習期間試験時間出題数
初級約200語週2〜3回の授業を半年〜1年程度約17分27問(3分野)
中級約900語週2〜3回の授業を1〜2年程度約21分14問(3分野)
高級約3,000語週2〜3回の授業を2年以上約24分6問(3分野)

いずれも100点満点で、6割(60点)以上が合格ラインです。

試験内容と形式

初級は復読(聞いた文を繰り返す)15問・聞き取り10問・朗読2問の合計27問、中級は復読10問・写真を見て話す2問・朗読理解2問の合計14問、高級は要約3問・朗読1問・朗読理解2問の合計6問という構成です。すべて録音方式で、指示も設問もすべて中国語のため、聞き取りながら反応する練習が欠かせません。

対策のポイント

HSKKは即興的に話す力が問われるため、事前に「復読」「朗読」「要約」それぞれの型(話し始め方・時間配分)を練習しておくと本番で崩れにくくなります。特に朗読・要約は準備時間(中級・高級とも合計10分程度)が与えられるため、その短時間でメモを取る練習をしておくのも有効です。声調・発音の基礎ができていないと録音審査で聞き取ってもらいにくくなるため、中国語の声調のコツ発音全般の対策を先に固めておくことをおすすめします。

受験料

2026-07-16時点でhskj.jp確認の受験料は、初級6,050円・中級7,150円・高級8,250円です(税込)。受験料は改定されることがあるため、申込前に必ず公式サイトで確認してください。

HSKとの併用戦略

筆記のHSKと合わせて、同程度のレベル感のHSKKを受けると、履歴書や応募書類で「読み書き」と「話す力」の両方を客観的に示せます。HSK各級の目安はHSK1級から6級・7〜9級までの違い一覧で確認してください。

よくある質問

Q. HSKKだけ受けることはできますか? A. はい。HSK(筆記)とは別の試験のため単独でも受験できます。ただし対象語彙数の目安(初級200語・中級900語・高級3,000語)を参考にレベルを選ぶのが安全です。

Q. HSKKはどのくらい難しいですか? A. 合格ラインは各級とも100点満点中60点(6割)です。ただし全問録音方式・進行が中国語のみのため、聞き取りながら即座に話す訓練を積んでいないと得点しにくい形式です。

Q. HSK○級を持っていればHSKKも同じ級で合格できますか? A. 対応関係が公式に定められているわけではありません。筆記が強くても口頭運用に慣れていないと得点しにくいため、別途スピーキング練習が必要です。

Sources

  1. HSK日本実施委員会 HSKK口試(初級)について
  2. HSK日本実施委員会 HSKK口試(中級)について
  3. HSK日本実施委員会 HSKK口試(高級)について
  4. HSK日本実施委員会 受験料と時間

FAQ

HSKKだけ受けることはできますか?
はい。HSK(筆記)とは別の試験のため単独でも受験できます。ただし対象語彙数の目安(初級200語・中級900語・高級3,000語)を参考にレベルを選ぶのが安全です。
HSKKはどのくらい難しいですか?
合格ラインは各級とも100点満点中60点(6割)です。ただし全問録音方式・進行が中国語のみのため、聞き取りながら即座に話す訓練を積んでいないと得点しにくい形式です。
HSK○級を持っていればHSKKも同じ級で合格できますか?
対応関係が公式に定められているわけではありません。筆記が強くても口頭運用に慣れていないと得点しにくいため別途スピーキング練習が必要です。
TOBIRA編集部
  • HSK指導経験
  • 台湾/中国留学サポート経験
  • 第二言語習得論(SLA)にもとづく編集方針

HSK対策と台湾・中国留学の一次情報にこだわり、第二言語習得論(SLA)にもとづく学習設計を行う編集部。

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