試験対策
中国語検定(中検)の難易度|HSKとの違い・どちらを受けるべきか

結論
中国語検定試験(中検)は、一般財団法人日本中国語検定協会が実施する、日本語を母語とする学習者向けの国内検定です。国際規格のHSKとは実施団体・対象読者・評価軸が異なり、台湾/中国での留学・就職の応募条件として名指しされるのは主にHSKですが、日本国内での通訳・翻訳力の証明や、日本語話者向けにきめ細かく設計されたレベル感を求めるなら中検が向いています。
中検とは
中検は準4級・4級・3級・2級・準1級・1級の6段階で構成され、聞く・話す・読む・書くに加えて「翻訳する力」を重視した出題が特徴です。試験問題を非公開にせず公開しており、過去問がそのまま学習教材として使える点も特徴です。
級構成・レベル感
日本中国語検定協会の案内による各級の目安は次の通りです。
| 級 | 目安語彙 | レベル感 |
|---|---|---|
| 準4級 | 基礎約500語+挨拶表現約80 | 中国語学習の準備完了段階 |
| 4級 | 約1,000語 | 中国語の基礎をマスター(簡単な日常会話) |
| 3級 | 約2,000語 | 基礎的な文章の読み書き・簡単な日常会話 |
| 2級 | 社会・時事用語を含む | 実務に近い文章にも対応できる基礎力 |
| 準1級 | — | 通訳・翻訳の基礎業務に従事しうる力 |
| 1級 | — | 高いレベルで中国語を駆使できる、フォーマルな文章の翻訳・通訳 |
準1級・1級のみ、一次試験合格者を対象にした二次試験(面接等)が実施されます。
合格率(2026年3月度・第117回)
日本中国語検定協会の公表データを引用した集計によると、2026年3月度(第117回)の合格率は準4級79.2%、4級63.4%、3級48.7%、2級37.5%、準1級一次試験26.6%でした。級が上がるほど合格率が下がる、一般的な検定試験と同様の傾向です。
合格率は回次によって変動します。最新の結果は日本中国語検定協会の公式サイトで確認してください。
HSKとの違い
HSKは中国政府系の国際規格で、世界共通のテストとして台湾以外を含む留学・就職の場面で幅広く通用します。一方、中検は日本語話者向けに設計された国内検定で、翻訳・通訳能力を測る出題が含まれる点が特徴です。海外の学校・企業に提出する書類としてはHSKが基本になりますが、日本国内での中国語講師・通訳・翻訳の仕事を目指す場合は中検も評価対象になります。HSKの級構成はHSK1級から6級・7〜9級までの違い一覧で解説しています。
どちらを受けるべきかの判断軸
- 台湾・中国での留学/就職の応募条件を満たしたい → HSK
- 日本国内での中国語講師・通訳・翻訳の実務能力を示したい → 中検
- 日本語話者向けのきめ細かい級構成で自分のレベルを測りたい → 中検
- 併用も可能。学習内容が近いため、同時期に両方の級を意識して勉強する人も少なくありません
受験料・日程
2025年4月改定(2026-07-16時点確認)の受験料は準4級3,800円・4級5,800円・3級6,800円・2級8,800円・準1級11,800円・1級13,800円(税込)です。試験は例年3月・6月・11月の実施で、1級のみ11月の年1回実施です。申込期間・受験料は変更されることがあるため、必ず公式サイトの最新情報を確認してください。
よくある質問
Q. 中検とHSK、どちらが役に立ちますか? A. 目的次第です。台湾/中国での留学・就職の応募条件で名指しされるのは主にHSKです。日本国内での通訳・翻訳力の証明や、日本語話者向けにきめ細かく設計された級を求めるなら中検が適しています。
Q. 中検とHSKの級はどう対応しますか? A. 公式に定められた1:1の対応表はありません。出題形式や評価軸(翻訳問題の有無など)が異なるため単純比較はできません。
Q. 中検はどのくらいの難易度ですか? A. 2026年3月度のデータでは準4級79.2%・4級63.4%・3級48.7%・2級37.5%・準1級一次26.6%の合格率でした。級が上がるほど合格率が下がる、一般的な検定試験の傾向です。
Sources
FAQ
- 中検とHSK、どちらが役に立ちますか?
- 目的次第です。台湾/中国での留学・就職の応募条件で名指しされるのは主にHSKです。日本国内での通訳・翻訳力の証明を求めるなら中検が適しています。
- 中検とHSKの級はどう対応しますか?
- 公式に定められた1:1の対応表はありません。出題形式や評価軸(翻訳問題の有無など)が異なるため単純比較はできません。
- 中検はどのくらいの難易度ですか?
- 2026年3月度のデータでは準4級79.2%・4級63.4%・3級48.7%・2級37.5%・準1級一次26.6%の合格率でした。級が上がるほど合格率が下がる傾向です。
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