用語集

中国語学習の用語集

第二言語習得論(SLA)とCEFR・HSK、留学でよく出る言葉を、やさしい一言でまとめました。気になる用語は「詳しく」から解説記事へ。

用語

学習理論(SLA)

第二言語習得(SLA)SLA
母語を身につけたあと、別の言語(第二言語)をどう習得するかを研究する分野。TOBIRA 中文のカリキュラムはこの知見にもとづく。
理解可能なインプットi+1・インプット仮説
今の実力より少しだけ難しい(i+1)教材や会話のこと。難しすぎず簡単すぎない「ちょうど良さ」が習得を進める(Krashen)。
アウトプット仮説
話す・書くという「産出」があって初めて、自分の理解の穴に気づけるという考え方(Swain)。インプットだけでは伸びが止まる。
情意フィルター仮説
不安や緊張が高いと、インプットが入ってきても習得に変換されにくいという考え方(Krashen)。声調を間違えることを恐れすぎない、リラックスできる学習環境が重要。
間隔反復SRS
忘れかけたタイミングでもう一度復習する暗記法。詰め込みより長く記憶に残る。TOBIRA 中文のフラッシュカード機能はこの仕組み(SM-2ライト)。
チャンク学習チャンク
単語を1個ずつでなく「よく使う言い回し」のかたまりで覚える学習法。実戦で早く口から出てくる。
理想のL2自己
「その言語を使って自分がどうなりたいか」という具体的な将来像が、学習の動機づけを支えるという考え方(Dörnyei)。TOBIRA 中文は出口(台湾・中国留学、中華圏での仕事)でこれを具体化する。

発音・声調

ピンイン拼音
漢字の読みをローマ字で表す発音表記システム。中国語学習の入口として、まずここを正確に発音できることが最優先。
四声声調
中国語の各音節が持つ高低のイントネーション(第一声〜第四声+軽声)。声調を間違えると意味が変わってしまうため、日本人学習者が最初につまずきやすいポイント。
注音符号ボポモフォ
台湾で使われる、ピンインとは別の発音表記システム。台湾の学校教育や一部の語学学校ではこちらが主に使われる。
儿化音アル化
音節の末尾に「儿(r)」の音がついて発音が変化する現象。北京語(普通話)で特に顕著で、台湾華語ではあまり使われない。
多聴
細部の聞き取りにこだわらず、大量の音声に触れて「中国語の音」に慣れる学習法。多読とセットで語感を育てる。
シャドーイング
聞こえてくる音声を、ほぼ同時に真似して声に出す練習法。声調とリズムを同時に鍛える手法として特に有効。

語彙・文字

簡体字
中国本土・シンガポールなどで使われる、画数を簡略化した漢字。台湾・香港では繁体字が使われるため、どちらを主軸に学ぶか早めに決めておくと迷いが減る。
繁体字
台湾・香港などで使われる、簡略化されていない伝統的な字体の漢字。日本の旧字体に近い形も多く、日本語話者には親しみやすい面もある。
普通話
中国本土の標準語(公用語)。台湾の「国語」・シンガポールの「華語」とは発音・語彙に細かな違いがある。
高頻度語彙
日常会話・文章に最も頻繁に登場する語彙。HSK3級の目安(約600語)のように、級ごとに到達すべき語彙量の目安が設定されているのが中国語学習の特徴。
量詞
日本語の「〜個」「〜枚」にあたる、名詞を数えるときに使う語(个・本・张 など)。名詞ごとに対応する量詞が決まっており、中国語文法の特徴の一つ。
明示学習と暗示学習
文法規則を意識的に学ぶ「明示学習」と、大量のインプットから自然に気づく「暗示学習」。TOBIRA 中文は短い明示解説+大量インプットの併用を推奨。

レベル・試験・出口

CEFRヨーロッパ言語共通参照枠
A1〜C2の6段階で語学力を国際的に示す指標。TOBIRA 中文の学習ロードマップ(/learn)とHSKの級はこの指標を軸に対応づけている。
HSK漢語水平考試
中国政府系機関が実施する、中国語を母語としない人向けの中国語能力試験。1〜6級(上位に7〜9級)の段階制で、中華圏での留学・就職で最も広く通用する。
Can-doリスト
「〜ができる」という達成目標のリスト。点数でなく行動で目標を測る考え方で、CEFRの各段階もCan-do記述で定義される。
ワーキングホリデーワーホリ
18〜30歳程度の日本国民が、協定を結ぶ国・地域で休暇目的の長期滞在をしながら就労もできる制度。台湾は協定先(国・地域)の一つ(/abroad参照)。
語学留学留学
語学の習得を目的に海外に一定期間滞在すること。ビザ種別・費用・就労可否は行き先によって大きく異なる(/abroad参照)。