留学・ワーホリ

マルタ留学|費用相場と地中海の英語圏で学ぶメリット

マルタの首都バレッタにあるセント・エルモ砦
John Haslam / CC BY 2.0 (Wikimedia Commons)

結論

マルタは地中海に浮かぶ、英語(とマルタ語)を公用語とする島国で、日本語の留学情報がまだ少ない「穴場」の留学先だ。EU加盟国のためシェンゲン協定の対象になり、90日以内の滞在はビザ不要、91日以上は長期学生ビザ(national D-type visa)が必要になる。学費・滞在費の目安は1週間あたり合計7.5万〜11万円程度(渡航費別、繁忙期の6〜8月は価格が上がる)。2026年1月には日本とマルタのワーキングホリデー協定も発効し、留学後の滞在の選択肢も広がった。

このページのポイント

- マルタは公用語に英語を含むEU加盟国。90日以内はビザ不要、91日以上は長期学生ビザが必要

- 学費・滞在費の目安は1週間合計7.5万〜11万円程度(渡航費別)

- 語学学生は就学開始から3ヶ月経過後、週20時間まで就労可能

- 2026年1月に日本とのワーキングホリデー協定が発効(年100枠)

マルタが選ばれる理由

マルタが留学先として選ばれる理由は主に3つある。第一に、マルタ語と並んで英語が公用語であり、街なかや行政サービスでも英語が広く通じる環境が整っている。第二に、地中海性気候のリゾート地でありながら、イギリスなど他の伝統的な英語圏留学先と比べて物価・学費が抑えめとされる。第三に、日本語での情報がまだ少なく、留学先として「知る人ぞ知る」穴場になっている分、混雑を避けて学べるという声もある。

ビザ:90日ルールと長期学生ビザ

マルタはシェンゲン協定加盟国のため、日本国籍者は90日以内の滞在であればビザ不要で入国できる。ただし、シェンゲン圏内での無査証滞在は「あらゆる180日間における合計90日まで」という通算ルールがある点に注意が必要だ。例えば留学の前後に他のシェンゲン加盟国を旅行する場合、その日数もこの90日に含まれる。

91日以上の長期留学には、非EU圏の学生向けの長期学生ビザ(national D-type visa)が必要になる。申請には入学許可証、学費の支払い証明、資金証明、滞在先の確認書類、健康保険の加入証明などが求められる。2024年5月からは、91日以上の留学の場合、学生ビザの申請を日本国内で行う手続きが導入されている。

ビザ要件は変わることがあります

出入国管理のルールは改定される可能性があります。渡航前に必ずマルタ政府の公式窓口(Identità)で最新の要件を確認してください。

費用の目安

複数の日本語ryugaku代理店・比較サイトの情報を横断すると、次のような目安が報告されている(民間エージェントの集計情報であり、学校ごとの正確な学費は各校公式サイトで確認すること)。

  • 学費:語学学校の相場は1週間あたり€200〜350。
  • ホームステイ:1週間あたり€200〜400が目安。人気エリアのセントジュリアンでは1人部屋・朝夕食付きで€300〜350、地方エリアでは€250〜300程度とされる。
  • 合計の目安:学費とホームステイを合わせて1週間あたり7.5万〜11万円程度という報告が複数の代理店サイトで見られる。ハイシーズン(6〜8月)は価格が上がりやすい点に注意。

学校選びの基準

マルタの語学学校は、FELTOM(Federation of English Language Teaching Organisations Malta、マルタ国内14校が加盟)と、マルタ政府のELT Councilによる認定の有無で質を見極めるのが基本になる。加えてマルタ観光局(Malta Tourism Authority)のライセンスを保持しているかも確認材料になる。個別の学校名を比較する前に、まずこれらの認定機関のいずれかに加盟しているかを確認するとよい。

就労ルール

語学学生は、就学開始から3ヶ月が経過した後、週20時間まで就労が可能とされている。短期留学ではこの就労枠を使う機会は少ないが、長期滞在を考えている場合は選択肢の1つになる。

ワーキングホリデー協定(2026年発効)との接続

日本とマルタのワーキングホリデー協定は2025年7月に署名され、2026年1月1日に発効した、比較的新しい制度だ。年間の受け入れ枠は100枠とされている。ビザの正式なカテゴリ名や申請手順の詳細は今後の公式発表で確定していく段階のため、検討している場合はマルタ政府の公式窓口(Identità)で最新情報を確認してほしい。語学留学でまず基礎を固めてからワーホリに切り替える、という組み立ても選択肢になる。

学習パスとの接続:初心者にも向いている

マルタは比較的物価が抑えめで、英語漬けの環境に身を置きやすいことから、語学留学おすすめの国でも紹介している通り、初心者が最初の留学先として検討しやすい選択肢の1つだ。渡航前に基礎を固めておきたい場合は英語独学ロードマップを参照してほしい。

次のステップ

他の留学先と比較したい場合は語学留学おすすめの国、伝統的な英語圏の選択肢としてはイギリス語学留学も参考にしてほしい。

よくある質問

Q. マルタ留学にビザは必要ですか? A. 90日以内の滞在であればシェンゲン協定によりビザは不要です。91日以上の留学には長期学生ビザ(national D-type visa)の申請が必要になります。

Q. マルタは本当に英語が通じますか? A. マルタ語と並んで英語が公用語であり、行政・教育・観光の場面で広く英語が使われています。ただし日常会話ではマルタ語も飛び交うため、完全に英語圏と同じ環境とまでは言えない点は理解しておくとよいでしょう。

Q. ワーキングホリデーで留学することはできますか? A. 2026年1月に発効した日本・マルタ間のワーキングホリデー協定を利用できます。年間枠は100枠とされていますが、詳細な申請手順は公式窓口で確認してください。

出典

  • Identità(マルタ政府 身分証明・移民担当窓口)公式サイト
  • FELTOM(Federation of English Language Teaching Organisations Malta)公式サイト

Sources

  1. Identità - Government of Malta
  2. FELTOM - Federation of English Language Teaching Organisations Malta

FAQ

マルタ留学にビザは必要ですか?
90日以内の滞在であればシェンゲン協定によりビザは不要です。91日以上の留学には長期学生ビザ(national D-type visa)の申請が必要になります。
マルタは本当に英語が通じますか?
マルタ語と並んで英語が公用語であり、行政・教育・観光の場面で広く英語が使われています。ただし日常会話ではマルタ語も飛び交うため、完全に英語圏と同じ環境とまでは言えない点は理解しておくとよいでしょう。
ワーキングホリデーで留学することはできますか?
2026年1月に発効した日本・マルタ間のワーキングホリデー協定を利用できます。年間枠は100枠とされていますが、詳細な申請手順は公式窓口で確認してください。
TOBIRA編集部
  • TOEIC/英検指導経験
  • 留学カウンセリング経験
  • 第二言語習得論(SLA)にもとづく編集方針

第二言語習得論(SLA)にもとづく学習設計と、留学・海外就職の一次情報検証を編集方針とする編集部。

本記事は教育目的の情報提供であり、ビザ・移民・法律に関する助言ではありません。手数料・ビザ制度・日程は変わるため、行動前に必ず記事内の公式リンクでご確認ください。