留学・ワーホリ
メキシコ留学の費用相場|オアハカ・グアダラハラ・メキシコシティの学費と1ヶ月の総額

結論
メキシコへの語学留学は、語学学校の学費だけなら週20時間の標準コースで週US$240〜250(約3.9万〜4.1万円)が相場。実際にオアハカとグアダラハラの代表的な語学学校の公式料金を確認したところ、ホームステイ・食費・交通費を実費ベースで積み上げた1ヶ月の総額は約27万〜34万円のレンジに収まった。スペイン留学の費用相場(1ヶ月約44万〜85万円)と比べると大幅に安く、メキシコ留学の基本で触れた「物価を抑えやすい入門地」という評価を、実際の学校料金で裏付ける内容になる。国立メキシコ自治大学(UNAM)附属の語学センターCEPEなら学費だけで6週間十数万円という選択肢もあるが、日程が固定される点には注意したい。
この記事のポイント
- オアハカ(Instituto Cultural Oaxaca)の20時間グループコースは1週間US$250、4週間US$760(週平均US$190)
- グアダラハラ(IMAC)の20時間グループコースは1週間US$240、4週間US$712(週平均US$178)、登録料なし
- ホームステイはオアハカが「朝食のみ」で週US$224、グアダラハラは「3食付き」で週US$224と、同じ価格でも内容に差がある
- UNAM附属CEPE(メキシコシティ・ポランコ校)の2026年夏期集中コースは基礎レベル90時間で12,400ペソ(約11.5万円)。ただし日程は7月6日〜8月14日に固定され、住居は自分で手配する必要がある
- 学費・滞在費・食費・交通費を実費ベースで積み上げた1ヶ月の総額目安は約27万〜34万円(航空券・保険は別途)
都市別の学費を比較する(2026年7月時点で確認できた実例)
メキシコの語学留学先としては、メキシコ留学の基本でも触れたとおりメキシコシティ・グアナフアト・オアハカなどが候補に挙がる。ここでは実際に現地の語学学校の公式料金ページを確認できたオアハカ・グアダラハラ・メキシコシティの3都市を取り上げる。
オアハカ:Instituto Cultural Oaxaca(ICO)
世界遺産の旧市街に位置し、少人数制の語学学校が集まるオアハカでは、Instituto Cultural Oaxaca(ICO)の公式サイトで次の料金が確認できた(教材費別、登録時にUS$55のデポジットが必要でその後の支払いに充当される)。
- 20時間グループコース:1週間US$250、2週間US$460、3週間US$630、4週間US$760(5週目以降は週US$160)
- 個人レッスン:1時間US$32、10時間US$225、30時間US$630
グアダラハラ:IMAC(Instituto Mexicano Americano de Cultura)
ハリスコ州の州都グアダラハラでは、IMACの公式サイトで次の料金が確認できた(登録料なし、教科書は貸与制でレンタル料US$5+デポジットUS$30〈返却時に返金〉)。
- 20時間グループコース:1週間US$240、2週間US$440、3週間US$588、4週間US$712(5週目以降は前払いで週US$176)
- 授業は1日5時間(正規授業4時間+会話クラス1時間)、月曜開始で随時入学可能
同じ「週20時間コース」でも、グアダラハラのほうがオアハカより週あたりUS$10前後安く、4週間の総額で比べるとUS$48(約7,800円)の差になる。ただし差は小さく、都市を選ぶ決め手は学費よりも滞在したい環境(世界遺産の街並みか、大都市の利便性か)で選んで問題ない水準だ。
メキシコシティ:UNAM附属CEPE(公立大学という選択肢)
私立の語学学校とは別に、国立メキシコ自治大学(UNAM)附属の外国人向けスペイン語教育センターCEPE(ポランコ校)も選択肢になる。公式サイトで確認できた2026年夏期集中コースの料金は次のとおり。
- 基礎レベル(90時間):12,400ペソ
- 中級・上級レベル(78時間):10,750ペソ
- コース期間:2026年7月6日〜8月14日(約6週間固定)、選抜試験・登録は7月3〜4日
2026年7月時点の為替レート(1米ドル≈163円、1メキシコペソ≈9.3円)で換算すると、基礎レベル90時間・約6週間の学費は約11.5万円、中級・上級78時間は約10万円。1週間あたりに換算すると基礎レベルで週US$120前後に相当し、私立の語学学校よりかなり安い。ただし日程が固定された夏期集中コースであること、住居は学校が斡旋せず自分で手配する必要がある点が私立の語学学校との大きな違いになる。日本学生支援機構(JASSO)の留学ガイドも、メキシコの「大学付属プログラム」の学費を10,238〜11,813ペソ、「私立語学学校」を週US$140〜320としており、この記事で確認した実例(CEPE・ICO・IMAC)はいずれもJASSOが示す相場のレンジに収まっている。
ホームステイの費用 ── 同じ価格でも内容が違う
ホームステイの費用は「食事が何食付くか」で大きく変わる。ICO(オアハカ)とIMAC(グアダラハラ)の公式サイトで確認できた料金は次のとおり。
| 学校(都市) | 内容 | 週額 |
|---|---|---|
| ICO(オアハカ) | 個室+朝食のみ | US$224 |
| ICO(オアハカ) | 個室+朝食+昼食か夕食のいずれか | US$280 |
| ICO(オアハカ) | 個室+3食 | US$343 |
| IMAC(グアダラハラ) | 個室+3食 | US$224 |
同じUS$224/週でも、オアハカは朝食のみ、グアダラハラは3食付きという違いがある。食費を自分で確保する前提ならオアハカも選択肢になるが、外食・自炊の手間を省きたいならグアダラハラのホームステイのほうが総額で見ると割安になりやすい。
1ヶ月の総額を試算する
学費・ホームステイに加えて、食費・交通費を積み上げて1ヶ月(4週間)の総額を試算する。食費・交通費の目安は、日本学生支援機構(JASSO)「生活情報(メキシコ)」(2024年8月7日更新)が示す実費データ(食費:月7,000〜9,000ペソ、交通費:1回5〜10ペソ)を使用する。
グアダラハラ(IMAC)+ホームステイ3食付きの場合
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 学費(4週間) | US$712 |
| ホームステイ(3食付き・4週間) | US$896 |
| 教科書代 | US$35 |
| 交通費(1日2回×30日、JASSO目安) | US$26 |
| 合計 | US$1,669(約27万2,000円) |
3食がホームステイに含まれるため、別途の食費はほぼ不要。
オアハカ(ICO)+ホームステイ朝食のみの場合
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 学費(4週間) | US$760 |
| ホームステイ(朝食のみ・4週間) | US$896 |
| 昼食・夕食代(JASSOの食費目安から朝食分を除いた概算) | US$320 |
| 登録デポジット | US$55 |
| 交通費 | US$26 |
| 合計 | US$2,057(約33万5,000円) |
つまり、学費・滞在費・食費・交通費だけで見た1ヶ月の総額目安は約27万〜34万円(航空券・保険は別途)。留学比較サイト「留学くらべーる」も「メキシコはスペインより月10〜15万円ほど安く学べる場合が多い」としており、スペイン留学の費用相場が示す1ヶ月約44万〜85万円という試算(学費・滞在費・航空券・保険込み)から10〜15万円を引いた水準(約29万〜34万円)と、この記事の実費試算はおおむね重なる。
為替レートと航空券・保険は別途確認
本記事の円換算は2026年7月時点のレート(1米ドル≈163円、1メキシコペソ≈9.3円)を使用しており、時期によって数万円単位でずれる。また上記の試算には往復航空券・海外留学保険を含めていない。留学くらべーるによれば航空券は片道格安便で目安10万円程度からとされる。
ビザの考え方(詳細は基本ガイドへ)
観光目的で180日未満の滞在ならビザは不要というのがJASSOの案内(2024年8月7日更新)。180日以上4年未満の就学目的の滞在には学生一時居住用査証が必要で、渡航前に在日メキシコ大使館で査証面接の予約が必要になる。通学予定の語学学校がメキシコ教育省に登録されているかどうかでも手続きが変わるため、ビザの詳しい考え方・学校選びの基本はメキシコ留学の基本|費用・ビザ・語学学校の選び方を先に確認してほしい。
渡航前にどのレベルまで学んでおくべきか
語学学校のグループコースは会話量を確保しやすい一方、文法の体系的な説明は自習で補う必要がある学校も多い。渡航前にDELE A2〜B1相当の基礎を固めておくと、現地の授業についていきやすくなる。DELE A2はどのくらいのレベル?で目安を確認し、独学のロードマップに不安がある場合はスペイン語勉強法(初心者・独学)も参考にしてほしい。
出口:メキシコでのキャリアにつなげる
語学留学をキャリアの入口として考えている場合は、メキシコで働く日本人の現実|駐在・現地採用の実態とスペイン語レベルで、留学後にどのようなスペイン語レベルが求められるのかを具体的に確認しておくと、留学中の学習目標が立てやすくなる。
よくある質問
Q. メキシコ留学の費用はどれくらいですか? A. 語学学校の学費は週20時間コースで週US$240〜250(約3.9万〜4.1万円)が目安。ホームステイ・食費・交通費を実費ベースで積み上げた1ヶ月の総額は約27万〜34万円で、スペイン留学(月44万〜85万円)より大幅に安い。
Q. どの都市がおすすめですか? A. オアハカ(世界遺産の旧市街)とグアダラハラ(大都市)は学費・ホームステイ費用に大きな差はなく、環境の好みで選んで問題ない。費用を最優先するなら、日程が固定されるものの国立UNAM附属CEPEの夏期集中コースが私立校よりかなり安い。
Q. UNAM附属CEPEと私立の語学学校、どちらがいいですか? A. CEPEは学費が私立校よりかなり安いが、日程が固定され住居も自分で手配する必要がある。日程に融通が利き、ホームステイなど生活面のサポートも含めて考えたいなら私立の語学学校(ICO・IMACなど)が選びやすい。
Q. ビザは必要ですか? A. 180日未満の観光目的の滞在はビザ不要。180日以上の就学目的にはメキシコの学生一時居住用査証が必要で、在日メキシコ大使館での事前の査証面接予約が必要になる。詳しくはメキシコ留学の基本を確認してほしい。
出典
- Instituto Cultural Oaxaca「Fees and Payment」(https://www.icomexico.com/fees-and-payment)
- Instituto Cultural Oaxaca「Accommodations」(https://www.icomexico.com/accommodations)
- IMAC「Program Schedules and Fees」グアダラハラ校(https://www.spanish-school.com.mx/guadalajara/fees.php)
- IMAC「Accommodations」グアダラハラ校(https://www.learnspanish.com.mx/accommodations/)
- UNAM CEPE「Español Intensivo CEPE-Polanco-PPI004」(https://www.cepe.unam.mx/cursos/cursos-espaniol/366)
- 日本学生支援機構(JASSO)「渡航・滞在(メキシコ)」
- 日本学生支援機構(JASSO)「生活情報(メキシコ)」
- 日本学生支援機構(JASSO)「語学留学(メキシコ)」
- 留学くらべーる「メキシコ留学の魅力と準備」
Sources
- Instituto Cultural Oaxaca(オアハカ)- Fees and Payment
- Instituto Cultural Oaxaca(オアハカ)- Accommodations
- IMAC(グアダラハラ)- Program Schedules and Fees
- IMAC(グアダラハラ)- Accommodations
- UNAM CEPE(メキシコシティ・ポランコ校)- Español Intensivo PPI004(2026年夏期コース)
- 日本学生支援機構(JASSO)- 渡航・滞在(メキシコ)
- 日本学生支援機構(JASSO)- 生活情報(メキシコ)
- 日本学生支援機構(JASSO)- 語学留学(メキシコ)
- 留学くらべーる「メキシコ留学の魅力と準備|費用やビザ情報をチェック!」
FAQ
- メキシコ留学の費用はどれくらいですか?
- 語学学校の学費は週20時間コースで週US$240〜250(約3.9万〜4.1万円)が目安。ホームステイ・食費・交通費を実費ベースで積み上げた1ヶ月の総額は約27万〜34万円で、スペイン留学(月44万〜85万円)より大幅に安い。
- どの都市がおすすめですか?
- オアハカ(世界遺産の旧市街)とグアダラハラ(大都市)は学費・ホームステイ費用に大きな差はなく、環境の好みで選んで問題ない。費用を最優先するなら、日程が固定されるものの国立UNAM附属CEPEの夏期集中コースが私立校よりかなり安い。
- UNAM附属CEPEと私立の語学学校、どちらがいいですか?
- CEPEは学費が私立校よりかなり安いが、日程が固定され住居も自分で手配する必要がある。日程に融通が利き、ホームステイなど生活面のサポートも含めて考えたいなら私立の語学学校(ICO・IMACなど)が選びやすい。
- ビザは必要ですか?
- 180日未満の観光目的の滞在はビザ不要。180日以上の就学目的にはメキシコの学生一時居住用査証が必要で、在日メキシコ大使館での事前の査証面接予約が必要になる。詳しくはメキシコ留学の基本ガイドを確認してほしい。
本記事は教育目的の情報提供であり、ビザ・移民・法律に関する助言ではありません。手数料・ビザ制度・日程は変わるため、行動前に必ず記事内の公式リンクでご確認ください。