用語集
スペイン語学習の用語集
第二言語習得論(SLA)とCEFR、留学・試験でよく出る言葉を、やさしい一言でまとめました。気になる用語は「詳しく」から解説記事へ。
用語
学習理論(SLA)
- 第二言語習得(SLA)(SLA)
- 母語を身につけたあと、別の言語(第二言語)をどう習得するかを研究する分野。TOBIRA Españolのカリキュラムはこの知見にもとづく。
- 理解可能なインプット(i+1・インプット仮説)
- 今の実力より少しだけ難しい(i+1)教材や会話のこと。難しすぎず簡単すぎない「ちょうど良さ」が習得を進める(Krashen)。
- アウトプット仮説
- 話す・書くという「産出」があって初めて、自分の理解の穴に気づけるという考え方(Swain)。インプットだけでは伸びが止まる。
- 情意フィルター仮説
- 不安や緊張が高いと、インプットが入ってきても習得に変換されにくいという考え方(Krashen)。リラックスできる学習環境が重要。
- 間隔反復(SRS)
- 忘れかけたタイミングでもう一度復習する暗記法。詰め込みより長く記憶に残る。TOBIRA Españolのフラッシュカード機能はこの仕組み(SM-2ライト)。
- チャンク学習(チャンク)
- 単語を1個ずつでなく「よく使う言い回し」のかたまりで覚える学習法。実戦で早く口から出てくる。
- 理想のL2自己
- 「その言語を使って自分がどうなりたいか」という具体的な将来像が、学習の動機づけを支えるという考え方(Dörnyei)。TOBIRA Españolは出口(留学・仕事)でこれを具体化する。
発音・リスニング
- シャドーイング
- 聞こえてくる音声を、ほぼ同時に真似して声に出す練習法。耳と口の回路を直接つなぐ、リスニングと発音を同時に鍛える手法。
- 多聴
- 細部の聞き取りにこだわらず、大量の音声に触れて「スペイン語の音」に慣れる学習法。多読とセットで語感を育てる。
- 多読
- 辞書を引かずに、やさしいレベルのスペイン語文をたくさん読む学習法。理解可能なインプットを大量に確保する代表的な方法。
- 発音とスペルの規則性
- スペイン語は英語に比べて文字と発音の対応がかなり規則的で、ローマ字読みに近い感覚で初見の単語もほぼ正しく読める。日本語話者にとっての大きなアドバンテージ。
- 巻き舌のrr(rr・多重振動音)
- "rr" や語頭の "r" で舌先を震わせる音(例: perro)。日本語話者が最初につまずきやすい音のひとつだが、多少不完全でも通じることが多く、練習で改善する。
- アクセント記号(tilde)(tilde・アクセント符号)
- スペイン語の母音に付く「 ́」の記号(例: está, rápido)。アクセントの位置を明示し、意味の違い(例: si「もし」/ sí「はい」)を区別することもある。
文法・語彙
- 高頻度語彙
- 日常会話・文章に最も頻繁に登場する語彙。上位2,000語で日常会話の8割前後をカバーするとされ、TOBIRA Españolの単語・フレーズは頻度順に編成される。
- ser と estar の使い分け(ser/estar)
- 英語の be動詞にあたる2つの動詞。ser は本質的・恒常的な性質(Soy japonés.)、estar は状態・一時的な状況(Estoy cansado.)に使う。初級で最初につまずく文法点のひとつ。
- 点過去と線過去(pretérito・imperfecto)
- スペイン語の過去時制は主に2種類:完了した1回の出来事を語る点過去(pretérito)と、背景描写や習慣を語る線過去(imperfecto)。使い分けはB1前後の壁になりやすい。
- 接続法(subjuntivo)
- 願望・感情・不確実性などを表すときに使う動詞法(例: Espero que estés bien.)。直説法との使い分けはB1〜B2の重要な学習項目。
- ボセオ(voseo)(vos)
- アルゼンチン・ウルグアイ・中米の一部などで「tú」の代わりに「vos」を使う用法。動詞の活用も変わる(例: tú eres → vos sos)。地域によって使用状況が異なる。
- コロケーション
- "tomar una decisión"(○)/ "hacer una decisión"(✕)のように、単語同士の自然な組み合わせのこと。チャンク学習と相性が良い。
- 明示学習と暗示学習
- 文法規則を意識的に学ぶ「明示学習」と、大量のインプットから自然に気づく「暗示学習」。TOBIRA Españolは短い明示解説+大量インプットの併用を推奨。
レベル・試験・出口
- CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)
- A1〜C2の6段階で語学力を国際的に示す指標。TOBIRA Españolの学習ロードマップ(/learn)はCEFRを軸に構成されている。
- Can-doリスト
- 「〜ができる」という達成目標のリスト。点数でなく行動で目標を測る考え方で、CEFRの各段階もCan-do記述で定義される。
- DELE
- セルバンテス協会が実施するスペイン語の国際資格試験。A1〜C2の各級が独立した試験で、CEFRの各段階に1対1で対応する。証明書に有効期限はない(/exams参照)。
- SIELE
- 0〜1000点のスコア制で結果が出るスペイン語の国際試験。DELEと異なり中南米のスペイン語も評価対象。証明書の有効期限は5年間(/exams参照)。
- ワーキングホリデー(ワーホリ)
- 主に18〜30歳程度の日本国民が、協定を結ぶ国で休暇目的の長期滞在をしながら就労もできる制度。国ごとに年齢・年数・回数の条件が異なる(/abroad参照)。
- スタディアブロード(留学)
- 学業を目的に海外に一定期間滞在すること。ビザ種別・費用・就労可否は国によって大きく異なる(/abroad参照)。