留学・ワーホリ

コロンビア語学留学|メデジンの費用と外務省の治安情報を地域別に整理

コロンビア・メデジンのボテロ広場(プラサ・ボテロ)
Mariana,mg124 (Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0)

結論

コロンビアでの語学留学先としては、標高約1,500mに位置し一年を通じて温暖な気候から「常春の街」と呼ばれるメデジンが定番の一つ。現地の語学学校Vamos Academyの公式料金では、20時間グループコースが週US$170(登録料なし)。一方、治安面では外務省海外安全ホームページの危険情報(2026年7月22日確認時点で最新は2024年10月8日付)によれば、ボゴタ・メデジン・カルタヘナを含む大部分の地域は「レベル1:十分注意してください」に区分される一方、アラウカ県やカウカ県西部などには「レベル3:渡航は止めてください」、ベネズエラ国境地帯を中心に複数県で「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」の指定地域があり、「コロンビア全体が同じ危険度」ではない点をまず押さえておく必要がある。

この記事のポイント

- メデジンの語学学校Vamos Academyの公式料金では、20時間グループコースが週US$170(全込み・登録料なし)

- 危険情報(2024年10月8日付、2026年7月22日確認時点で最新)ではレベル3はアラウカ県・カウカ県西部・ナリーニョ県西部・ノルテ・デ・サンタンデル県北部など。ベネズエラ国境沿いの複数県はレベル2

- ボゴタ・メデジン・カルタヘナは危険情報のレベル2・3指定地域として名指しされておらず、外務省の区分ではレベル1(十分注意)に該当するとみられるが、必ず外務省の地図で個別に確認すること

- 外務省はカルタヘナ市での短時間誘拐、メデジン市でのマッチングアプリを悪用した被害など、具体的な被害例を報告している

- 90日以内の観光・商用・親族訪問(無報酬)目的の入国は短期滞在査証(Visa de Visitante)が不要。語学留学が90日を超える場合は個別の確認が必要

なぜメデジンが選ばれるのか

メデジンはコロンビア第2の都市で、外務省海外安全ホームページの基礎データによればコロンビア国内で唯一、日常利用できる鉄道系公共交通機関(メトロ)が整備されている都市(首都ボゴタを含む他都市には存在しない)。標高が高く一年を通じて温暖な気候であることから「常春の街」として知られ、近年は語学学校やコワーキングスペースが集まるエル・ポブラード地区を中心に、留学生・リモートワーカーの受け入れ体制が整いつつある。首都ボゴタ(標高2,600mの高原都市で気候はより冷涼)や、カリブ海に面した観光都市カルタヘナも留学先の選択肢になるが、この記事では公式料金を確認できたメデジンの学校を中心に整理する。

費用の目安(2026年7月時点で確認できた実例)

メデジンの語学学校Vamos Academyの公式サイトによると、料金は次のとおり(全て込みで登録料なし)。

  • 20時間グループクラス:週US$170
  • マンツーマンレッスン:1時間US$25
  • 少人数プライベートレッスン:1時間US$18/人
  • 夜間クラス:1時間US$30
  • オンライングループクラス:10時間US$95/人

2026年7月時点の為替レート(1米ドル≈163円)で換算すると、20時間グループクラスの週US$170はおよそ2万7,700円に相当する(レートは変動するため目安)。同校はボゴタにも拠点を持つ。学校によって料金・カリキュラムには幅があるため、必ず各校の最新の公式料金ページで確認してほしい。近隣国との比較では、メキシコ留学の費用相場(オアハカ・グアダラハラで週US$240前後)と比べると、メデジンの学費はやや安い水準にある。

ビザの考え方

外務省海外安全ホームページの基礎データ(更新日2024年10月16日)によれば、コロンビアの査証は2017年8月の制度改正以降、短期滞在査証(Visa de Visitante)・長期滞在査証(Visa de Migrante)・永住査証(Visa de Residente)の3種類に整理されている。90日以内の観光、商用、親族訪問等、コロンビアで報酬を得ない活動目的で入国する場合、日本人は短期滞在査証の取得は不要。婚姻・就労など短期滞在目的以外の場合は、日本または居住国のコロンビア大使館・領事館、もしくはコロンビア外務省ウェブサイトからオンラインで査証を取得する必要がある。

語学留学が90日を超える場合の扱いは要確認

日本学生支援機構(JASSO)の留学ガイド(2019年4月1日更新)は、90日を超える留学について「訪問者査証(V=外務省の言う短期滞在査証Visa de Visitanteと同じコード、交換留学・大学院生向け、最長2年)」「移住者査証(M=外務省の言う長期滞在査証Visa de Migranteと同じコード、学部留学生向け、最長3年)」という区分を案内しているが、更新が古く現行制度と表現が異なる可能性がある。どの査証区分が自分の留学形態に該当するかは、渡航が具体化した時点で在日コロンビア共和国大使館領事部に個別に確認すること。長期滞在査証・永住査証を有する7歳以上の外国人は、入国後15日以内にコロンビア移民庁への外国人登録が必要になる。

治安:外務省の危険情報を地域で分けて確認する

コロンビアの治安情報でもっとも重要なのは、「国全体で一律の危険度」ではなく、地域によって危険レベルが大きく異なるという点だ。外務省海外安全ホームページの危険情報(2024年10月8日付、2026年7月22日確認時点で最新版)によると、次のように区分されている。

  • レベル3(渡航は止めてください):アラウカ県、カウカ県西部、ナリーニョ県西部、ノルテ・デ・サンタンデル県北部
  • レベル2(不要不急の渡航は止めてください):カサナレ県北部のアラウカ県境地域、カウカ県東部、ナリーニョ県東部、アンティオキア県北部、セサール県、ノルテ・デ・サンタンデル県南部、チョコ県、ボリーバル県南部、コルドバ県南部、メタ県(アリアリ地域。カニョ・クリスタレス地区周辺を除く)、ボヤカ県北部、バジェ・デル・カウカ県(カリ市の一部を除く)、グアビアレ県、カケタ県、プトゥマヨ県、ラ・グアヒラ県・ビチャダ県・グアイニア県のベネズエラ国境付近
  • レベル1(十分注意してください):上記以外の地域(サン・アンドレス島、プロビデンシア島等の諸島を除く)

外務省の危険情報が名指しするレベル2・3の指定地域に、ボゴタ市・メデジン市・カルタヘナ市はいずれも含まれていない。つまりこれらの都市は「上記以外の地域」としてレベル1(十分注意)に該当するとみられる。ただし、これは危険情報の地域列挙から読み取れる区分であり、外務省が個別の都市を名指しして「レベル1」と明言しているわけではない。訪問前には必ず外務省の危険情報の地図で最新の区分を直接確認してほしい。

外務省は「ペトロ政権は全ての違法武装組織等を相手に和平交渉を進めようとしていますが、これらの組織同士の抗争や組織内の勢力争い等も含め、治安情勢は流動化しています」とし、危険レベル1の地域でもテロ・誘拐・殺人等への十分な注意を呼びかけている。また、都市部を離れるほど治安当局の影響力が及ばなくなり、デモやストライキによる道路封鎖も各所で頻繁に起きているとしている。

日本人の被害例(外務省報告)

外務省が基礎データ(更新日2024年10月16日)で報告している日本人の被害例には、次のようなものがある。

  • ボゴタ市:夜間、車両で自宅アパートに帰宅し駐車したところ、けん銃を持った男に頭部を殴打された(金品は取られず逃走)/旧市街散策中に背後から首を絞められ金品を奪われた/観光名所「モンセラッテの丘」登山道で刃物を突きつけられ金品を奪われた/バスや野外コンサート会場でスマートフォンを盗まれた
  • メデジン市:マッチングアプリで接触した相手から美人局の被害に遭った/路上で金品を奪われ抵抗したところ、けん銃で撃たれ死亡する事案が発生/自宅に侵入され、縛られた上で金品を奪われた
  • その他カルタヘナ市では短時間誘拐、サン・アンドレス島では路上強盗の被害が、国内各所で発生している

外務省が案内する主な防犯対策

- 流しのタクシーは利用せず、タクシーアプリ等で呼び出したタクシーを利用する

- 貴重品から目や手を離さない。バッグ・上着・ズボンのポケットなど盗まれやすい場所に貴重品を入れない

- 車を路上駐車しない。車から離れる際は車内に荷物を残さない

- できるだけ単独行動を避け、複数で行動する

- 強盗に遭った場合は絶対に抵抗せず、犯人の要求に従う

これらは2024年10月時点の外務省の案内内容の要約。訪問前には必ず外務省海外安全ホームページで最新の危険情報を直接確認してほしい。

出発前に固めておきたいこと

中南米での留学先を比較検討している場合は、メキシコ留学の費用相場もあわせて確認すると、費用感の違いがつかみやすい。語学面では、渡航前にDELE A2〜B1相当の基礎(動詞活用・基本語彙・道を尋ねる/助けを求める表現)を固めておくと、緊急時の対応や現地生活の負荷が下がる。DELE A2はどのくらいのレベル?で目安を確認し、独学のロードマップに不安がある場合はスペイン語勉強法(初心者・独学)も参考にしてほしい。

よくある質問

Q. コロンビア留学は危険ですか? A. 外務省海外安全ホームページでは、ボゴタ・メデジン・カルタヘナを含む大部分の地域は「レベル1:十分注意してください」に区分される一方、アラウカ県やベネズエラ国境地帯の一部県には「レベル3:渡航中止勧告」「レベル2:不要不急の渡航中止」の指定地域がある。「危険だから行けない」わけではないが、地域によって差が大きいため訪問前に必ず外務省の地図で該当地域を確認し、タクシーの選び方や貴重品管理など基本的な防犯対策を徹底する必要がある。

Q. メデジン留学の費用はどれくらいですか? A. 語学学校Vamos Academyの公式料金では、20時間グループクラスが週US$170(登録料なし、約2万7,700円)。学校により料金・内容に幅があるため、必ず各校の公式サイトで最新料金を確認してほしい。

Q. 短期の語学留学ならビザは不要ですか? A. 90日以内の観光・商用・親族訪問(無報酬)目的の入国は短期滞在査証が不要というのが外務省の案内。90日を超える語学留学がどの査証区分に該当するかは留学形態により異なるため、渡航が具体化したら在日コロンビア共和国大使館領事部に確認してほしい。

出典

  • 外務省 海外安全ホームページ「コロンビア 危険・スポット・広域情報」(危険情報 2024年10月8日付)
  • 外務省 海外安全ホームページ「コロンビア 安全対策基礎データ」(更新日2024年10月16日)
  • Vamos Academy(メデジン)「Learn Spanish in Medellín」公式料金ページ
  • 日本学生支援機構(JASSO)「留学の準備(コロンビア)」(2019年4月1日更新)

Sources

  1. 外務省 海外安全ホームページ-コロンビア 危険・スポット・広域情報(危険情報)
  2. 外務省 海外安全ホームページ-コロンビア 安全対策基礎データ
  3. Vamos Academy(メデジン)- Learn Spanish in Medellín(公式料金)
  4. 日本学生支援機構(JASSO)- 留学の準備(コロンビア)

FAQ

コロンビア留学は危険ですか?
外務省海外安全ホームページでは、ボゴタ・メデジン・カルタヘナを含む大部分の地域は「レベル1:十分注意してください」に区分される一方、アラウカ県やベネズエラ国境地帯の一部県には「レベル3:渡航中止勧告」「レベル2:不要不急の渡航中止」の指定地域がある。地域によって差が大きいため訪問前に必ず外務省の地図で該当地域を確認し、基本的な防犯対策を徹底する必要がある。
メデジン留学の費用はどれくらいですか?
語学学校Vamos Academyの公式料金では、20時間グループクラスが週US$170(登録料なし、約2万7,700円)。学校により料金・内容に幅があるため、必ず各校の公式サイトで最新料金を確認してほしい。
短期の語学留学ならビザは不要ですか?
90日以内の観光・商用・親族訪問(無報酬)目的の入国は短期滞在査証が不要というのが外務省の案内。90日を超える語学留学がどの査証区分に該当するかは留学形態により異なるため、渡航が具体化したら在日コロンビア共和国大使館領事部に確認してほしい。
TOBIRA編集部
  • DELE/SIELE指導経験
  • 中南米留学サポート経験
  • 第二言語習得論(SLA)にもとづく編集方針

DELE/SIELE対策とスペイン語圏留学の一次情報にこだわり、第二言語習得論(SLA)にもとづく学習設計を行う編集部。

本記事は教育目的の情報提供であり、ビザ・移民・法律に関する助言ではありません。手数料・ビザ制度・日程は変わるため、行動前に必ず記事内の公式リンクでご確認ください。