試験対策

TOEICと英検どっちがいい?目的別の判断軸を整理

語学試験を受験する様子(米海軍の語学教育訓練の一場面)。TOEICか英検か迷う場面をイメージした一枚で、写真の試験自体はTOEIC/英検ではない
Mass Communication Specialist 3rd Class Bryan Jackson / U.S. Navy (Wikimedia Commons, Public domain)

結論

就活・転職などビジネス目的ならTOEIC、進学や4技能(読む・聞く・書く・話す)を総合的に証明したいなら英検が向いています。TOEICはL&Rのみで結果が数値スコア(10〜990点)、英検は級による合否判定+4技能を測定し、一度取得すれば級自体は生涯有効です。目的別に整理します。

何が違うのか

項目TOEIC L&R英検(実用英語技能検定)
測定する技能リスニング・リーディングの2技能(S&Wは別テスト)リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能(級により構成が異なる)
結果の出し方10〜990点のスコア級ごとの合否(準1級・2級など)
主な受験目的就職・転職・企業の英語力証明進学(大学入試優遇)・総合的な英語力証明
受験料(2026年度目安・本会場)7,700〜7,810円(公開テスト)6,800円(3級)〜12,400円(1級)
結果の有効期限IIBC/ETSはスコア参照の目安を2年としている(提出先の運用次第)級・CSEスコア自体に有効期限なし(生涯有効。ただし提出先が独自に期限を設ける場合あり)

受験料はIIBC・英検協会の公式情報にもとづく2026年度の目安です(英検は個人受験・本会場の場合。S-CBT等は別料金)。

目的別の判断軸

  • 就活・転職でアピールしたい → TOEIC。スコアを応募条件にする企業が多く、相対比較がしやすいため。詳しい企業側の基準はTOEICスコアは就活・転職で何点評価される?を参照。
  • 大学入試での優遇を受けたい・4技能をバランスよく伸ばしたい → 英検。多くの大学入試で英検取得者への優遇制度があります。
  • 海外就職・留学の英語力証明として使いたい → 国・機関によってはIELTS/TOEFLの提出を求められる場合があるため、事前に応募先の要件を確認してください。

CEFRでの目安対応

文部科学省がまとめた対照表をもとにすると、英検準1級はCEFR B2、2級はCEFR B1に相当するとされています。TOEICではB2はおおよそ785〜940点の範囲です。ただし年度・試験団体により対照表は更新されるため、あくまで目安として使ってください。

この記事のポイント

- 就活・転職ならTOEIC、進学・4技能証明なら英検が基本の判断軸

- TOEICは数値スコア、英検は級の合否(生涯有効)で結果が出る

- 2026年度の受験料はTOEIC 7,700〜7,810円、英検3級〜1級で6,800〜12,400円(本会場)

受験料・有効期限の運用は変更されることがあります。最新情報は必ずIIBC公式サイト・英検協会公式サイトで確認してください。

よくある質問

Q. TOEICと英検、どちらが難しいですか? A. 単純比較はできません。TOEICはビジネス場面のリスニング・リーディングに特化し、英検は4技能を総合的に測定するため、測っている能力の種類が異なります。

Q. 就活ではTOEICと英検、どちらが評価されますか? A. 日本企業の就活・転職では、応募条件やスコアの比較のしやすさからTOEICが使われる場面が多い傾向にあります。ただし業界・企業によって異なるため、志望先の募集要項を確認してください。

Q. 両方受ける必要はありますか? A. 必須ではありません。まず自分の目的(就活か進学か)を明確にし、そこから逆算して選ぶのが遠回りしない方法です。学習の全体設計は英語独学ロードマップを参照してください。

Sources

  1. 受験料・支払方法|TOEIC Listening & Reading Test(IIBC公式)
  2. 試験日程・会場・検定料|英検(日本英語検定協会公式・2026年度)
  3. 【TOEIC L&R】スコアに有効期限はありますか?(IIBC公式FAQ)
  4. 各試験団体のデータによるCEFRとの対照表(文部科学省)

FAQ

TOEICと英検、どちらが難しいですか?
単純比較はできません。TOEICはビジネス場面のリスニング・リーディングに特化し、英検は4技能を総合的に測定します。
就活ではTOEICと英検、どちらが評価されますか?
日本企業の就活・転職では、応募条件やスコア比較のしやすさからTOEICが使われる場面が多い傾向にあります。
両方受ける必要はありますか?
必須ではありません。まず自分の目的(就活か進学か)を明確にし、そこから逆算して選ぶのが遠回りしない方法です。
EIGOPORT編集部
  • TOEIC/英検指導経験
  • 留学カウンセリング経験
  • 第二言語習得論(SLA)にもとづく編集方針

第二言語習得論(SLA)にもとづく学習設計と、留学・海外就職の一次情報検証を編集方針とする編集部。

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