海外就職

海外就職は未経験でも目指せる?必要な英語力の目安を国別に整理

滑走路に停まる旅客機。海外就職という「出口」への渡航をイメージした一枚
Usabruda2 (Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0)

結論

未経験から海外就職を目指す場合、東南アジア・南アジアなど英語が公用語でない国ではTOEIC550〜650点、シンガポールなど英語が広く通用する国では750点、イギリス・ドイツなど欧州ではTOEIC800点前後が一つの目安とされています。アメリカ・オーストラリアなど英語ネイティブ国はこれよりさらに高いスコアが求められる傾向にありますが、具体的な数値基準を示す一次情報は確認できませんでした。CEFRでいう「ビジネスレベル」はB2以上(IELTS 6.0〜6.5相当)が一般的な基準です。ただし国・職種・企業によって幅が大きく、スコアより実務経験や専門知識が重視されるケースも少なくありません。

国・地域別の英語力の目安

海外転職エージェントJACジャパンデスクが示す国別のTOEIC目安を引用すると、次のような傾向があります(各国の一般的な傾向であり、職種により変動します)。

国・地域TOEIC目安
イギリス・ドイツ・欧州800点
シンガポール750点
マレーシア700点
インド650点
タイ・インドネシア600点
ベトナム550点

アメリカ・イギリス・オーストラリアなど英語ネイティブ国で現地の求人に応募する場合は、社内外のコミュニケーションが日常的に英語となるため、上表の欧州・アジア各国よりさらに高いスコアが求められる傾向にありますが、ネイティブ国を対象にした具体的な目安点数を示す公開データは確認できませんでした。「ビジネスレベル」とされるCEFR B2は、IELTSでいうと6.0〜6.5相当です。

未経験者に共通する現実

複数の海外就職エージェント・コーチングサイトが共通して指摘しているのは、①スコアだけでなく実務経験・専門スキルが重視される、②英語圏以外では対日本企業・日本人担当のポジションから始めて英語力を伸ばす人も多い、③エージェントを使うと未経験者向けの求人にもアクセスしやすい、という点です。

次に取るべき選択肢

この記事のポイント

- 非ネイティブ国はTOEIC550〜800点が目安、英語ネイティブ国はさらに高いスコアが求められる傾向(国により大きく異なる)

- 「ビジネスレベル」の目安はCEFR B2(IELTS 6.0〜6.5相当)

- スコアより実務経験・専門スキルが重視されるケースも多い

国別の目安は一般的な傾向を示すエージェント公開情報の集計であり、個別求人の要件を保証するものではありません。応募前に必ず募集要項・現地の就労ビザ要件を確認してください。

よくある質問

Q. ワーホリ経由でないと海外就職は難しいですか? A. 経由しなければならないわけではありませんが、ワーホリで現地の就労経験を積んでから正社員雇用に切り替える人は一定数います。ワーホリの制度自体は留学の基本|費用・ビザ・国選びの全体像を参照してください。

Q. TOEICが低くても海外就職はできますか? A. 専門スキルや実務経験次第で可能なケースもありますが、日常会話レベル以上の英語力がないと業務に支障が出やすいという指摘が複数のエージェントから出ています。

Q. どの国から始めるのが未経験者に向いていますか? A. 一般的には、必要とされる英語力のハードルが比較的低いとされる東南アジアや、日系企業が多いフィリピンから経験を積む人が多い傾向にあります。詳しくはフィリピンで働く日本人・必要な英語力を参照してください。

Sources

  1. 海外勤務に必要な英語力(職種別・国別)|JAC ジャパンデスク
  2. 海外転職に有利なTOEICのスコアは?|JAC Recruitment USA
  3. 外資系企業に必要な英語力は?業界別TOEIC・IELTS・Versantスコア目安表【2026年版】

FAQ

ワーホリ経由でないと海外就職は難しいですか?
経由しなければならないわけではありませんが、ワーホリで現地の就労経験を積んでから正社員雇用に切り替える人は一定数います。
TOEICが低くても海外就職はできますか?
専門スキルや実務経験次第で可能なケースもありますが、日常会話レベル以上の英語力がないと業務に支障が出やすいという指摘があります。
どの国から始めるのが未経験者に向いていますか?
必要とされる英語力のハードルが比較的低いとされる東南アジアや、日系企業が多いフィリピンから経験を積む人が多い傾向にあります。
EIGOPORT編集部
  • TOEIC/英検指導経験
  • 留学カウンセリング経験
  • 第二言語習得論(SLA)にもとづく編集方針

第二言語習得論(SLA)にもとづく学習設計と、留学・海外就職の一次情報検証を編集方針とする編集部。

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