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上海留学の語学学校おすすめガイド|大学付属コースと私立スクールの選び方

上海・外灘(バンド)から望む浦東の高層ビル群
Zhang Zhang (张涨) / CC BY-SA 3.0

結論

上海で中国語を学ぶ場合、選択肢は大きく2つに分かれます。復旦大学・上海交通大学・同済大学など総合大学が運営する語学コース(進修課程)と、LTL Mandarin School・That's Mandarin・Mandarin Houseのような外国人向けの私立語学学校です。「どれが一番おすすめか」を一つに絞ることはできません——大学付属コースはレベル別の体系的なカリキュラムと正規進学への接続に強く、私立語学学校は入学時期の柔軟さや少人数・マンツーマン授業に強みがあります。この記事では、それぞれの実在する選択肢を公式情報にもとづいて整理し、自分に合う学校を選ぶための判断材料をまとめます。

この記事のポイント

- 大学付属コースの代表例:復旦大学国際文化交流学院、上海交通大学人文学院、同済大学国際文化交流学院

- 私立語学学校の代表例:LTL Mandarin School、That's Mandarin、Mandarin House(いずれも上海に拠点を持つ、現在も営業中の実在校)

- 大学付属コースはレベル別クラス・長期+夏期集中の構成が多く、正規進学に接続しやすい

- 私立語学学校は入学時期の融通・少人数制・マンツーマン授業を選べる点が特徴

- 費用・入学条件は学校ごとに個別確認が必須。この記事では一律の金額は示さない

上海が中国語留学先として選ばれる理由

上海は中国最大級の経済都市で、金融・貿易・国際ビジネスの中心地です。外灘(バンド)に象徴される国際色豊かな街並みと、復旦大学・上海交通大学・同済大学といった中国有数の総合大学が集まっている点が特徴です。北京と比べて標準語(普通話)以外に上海語(呉語系方言)も日常的に使われていますが、大学・語学学校の授業そのものは標準語(普通話)で行われるのが基本です。

そもそも中国留学で何にどれくらい費用がかかるかという全体像は、中国留学の費用と大学選びで都市横断的に整理しています。この記事では上海に絞って、実在する学校の選択肢を見ていきます。

大学付属の語学コース:復旦大学・上海交通大学・同済大学

復旦大学 国際文化交流学院

復旦大学国際文化交流学院(ICES)は1987年5月設立、留学生の中国語・中国文化教育を専門に担う復旦大学唯一の独立学院です。本科生・大学院生に加え、語学進修生・普通進修生・高級進修生・短期留学生まで幅広いレベルの留学生を受け入れており、年間約3,000人規模、世界各地から学生が集まる(学内で「小さな国連」と呼ばれるほど国際色豊か)ことで知られています。「級を細分化し、段階的にレベルアップする」教育モデルを掲げており、2026年春季・秋季それぞれの語学進修プログラム募集要項が公式サイトで公開されています(2026-07-22時点)。詳細は復旦大学国際文化交流学院の公式サイトで確認できます。

上海交通大学 人文学院

上海交通大学の留学生向け中国語プログラムは、現在は人文学院が運営しており、公式サイトには日本語ページも用意されています。提供されているのは「長期全日制漢語研修コース」と「夏季漢語研修コース」で、これまであった長期パートタイム・オンラインコースは2025年以降新規募集を停止しています(2026-07-22時点で公式サイトに明記)。学部・大学院レベルでは中国語・中国文学系の専攻も設置されています。詳細は上海交通大学 人文学院 汉语进修项目(日本語ページ)で確認してください。

同済大学 国際文化交流学院

同済大学国際文化交流学院(旧称:国際学院)は、初級(A〜C)・中級(D〜E)・上級(F〜G)とレベルを細かく分けた中国語コースを提供しています。長期クラスは1学期〜3学年、週16〜18コマの中国語授業に加え太極拳・書道・絵画・音楽などの選択科目が組まれ、短期クラスは1週間〜3か月の期間で随時開講に対応しているのが特徴です。学部レベルでは外国人留学生向けの「漢語言(経済貿易方向)」専攻もあります。詳細は同済大学国際文化交流学院の公式サイトで確認してください。

私立の語学学校という選択肢:LTL・That's Mandarin・Mandarin House

大学付属コースとは別に、上海には外国人学習者向けに特化した私立の語学学校もあります。いずれも2026年時点で営業中であることを公式サイト・第三者機関の情報で確認しています。

  • LTL Mandarin School(上海校):旧フランス租界エリアに校舎を構え、1対1レッスンと少人数グループ(平均3人・最大6人)の両方に対応。1週間から1年まで柔軟な期間設定が可能で、1日4時間×18週間・36週間といった長期集中コースも用意されています。ホームステイの手配にも対応。詳細はLTL上海 公式サイト
  • That's Mandarin(上海校):2005年設立、20年以上の実績を持ち、静安区に校舎があります。集中グループ・パートタイムグループ・1対1のプライベートレッスンに加え、HSK対策コース、ビザサポートも提供しています。詳細はThat's Mandarin 公式サイト
  • Mandarin House(上海校):2004年設立、2026年時点で22年の運営実績。国際語学学校の業界団体IALC(International Association of Language Centres)の会員校で、少人数制(最大6人)の授業が特徴。人民広場に近い漢口路に校舎があります。詳細はMandarin House 公式サイト

いずれの学校も、コース内容・料金は時期によって変わるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。この記事は特定の1校を「一番おすすめ」として断定するものではなく、実在し検証できた選択肢を客観的に紹介するものです。

大学付属コースと私立語学学校、どちらが向いているか

観点大学付属コース私立語学学校
カリキュラムレベル別に細分化、体系的学校ごとに独自のメソッド
入学時期学期区切り(年数回)が基本随時入学に対応する学校が多い
クラス人数大学・コースによる少人数制・マンツーマンを選びやすい
正規進学への接続同じキャンパスでの学部・大学院進学に強い学校によりビザサポート等はあるが、学位課程への接続は前提としない
向いている人体系的にレベルを積み上げたい人、正規進学を視野に入れる人期間や時間割の融通を重視する人、少人数指導を重視する人

ビザと費用について

上海留学のビザ・費用の基礎(X1/X2ビザの違い、観光ビザ免除が留学には使えないこと、大学付属コースと私立語学学校の費用構造の違いなど)は、都市横断で中国留学の費用と大学選びにまとめています。この記事とあわせて確認してください。

よくある質問

Q. 上海の中国語留学で「一番おすすめ」の学校はどこですか? A. 目的によって異なるため、一つに断定できません。体系的なレベル分けや正規進学への接続を重視するなら復旦大学・上海交通大学・同済大学のような大学付属コース、入学時期の柔軟さや少人数指導を重視するならLTL・That's Mandarin・Mandarin Houseのような私立語学学校が候補になります。

Q. 大学付属コースと私立語学学校、費用はどちらが安いですか? A. 一律には言えません。学校・コース・期間によって費用構造そのものが異なるため、候補が絞れたら必ず各校の公式サイトで最新の学費を確認してください。

Q. 上海と北京、留学先としてどちらがいいですか? A. どちらも中国語留学の定番都市ですが、環境が異なります。上海は国際ビジネス都市としての性格が強く、北京は政治・伝統文化の中心地です。北京の選択肢は北京留学:語学学校の選び方で紹介しています。

Q. 上海語が話せないと授業についていけませんか? A. 大学・語学学校の授業は基本的に標準語(普通話)で行われます。上海語は日常生活で耳にすることはありますが、語学コースの授業言語ではありません。

出典

次のステップ——学習段階と出口へ

留学全体の費用感やビザの基礎を確認したい場合は、まず中国留学の費用と大学選びを読んでください。北京の選択肢と比較したい場合は北京留学:語学学校の選び方。渡航前に中国語の基礎を固めたい人は中国語の勉強法:初心者の始め方、留学中の目標級を定めたい人はHSK1級から9級までの全体像も参考にしてください。

Sources

  1. 复旦大学国际文化交流学院 学院概况
  2. 上海交通大学 人文学院 汉语进修项目(日本語ページ)
  3. 同済大学国際文化交流学院 公式サイト
  4. LTL Mandarin School 上海校 公式サイト
  5. That's Mandarin 上海校 公式サイト
  6. Mandarin House 上海校 公式サイト

FAQ

上海の中国語留学で「一番おすすめ」の学校はどこですか?
目的によって異なるため、一つに断定できません。体系的なレベル分けや正規進学への接続を重視するなら復旦大学・上海交通大学・同済大学のような大学付属コース、入学時期の柔軟さや少人数指導を重視するならLTL・That's Mandarin・Mandarin Houseのような私立語学学校が候補になります。
大学付属コースと私立語学学校、費用はどちらが安いですか?
一律には言えません。学校・コース・期間によって費用構造そのものが異なるため、候補が絞れたら必ず各校の公式サイトで最新の学費を確認してください。
上海と北京、留学先としてどちらがいいですか?
どちらも中国語留学の定番都市ですが、環境が異なります。上海は国際ビジネス都市としての性格が強く、北京は政治・伝統文化の中心地です。
上海語が話せないと授業についていけませんか?
大学・語学学校の授業は基本的に標準語(普通話)で行われます。上海語は日常生活で耳にすることはありますが、語学コースの授業言語ではありません。
TOBIRA編集部
  • HSK指導経験
  • 台湾/中国留学サポート経験
  • 第二言語習得論(SLA)にもとづく編集方針

HSK対策と台湾・中国留学の一次情報にこだわり、第二言語習得論(SLA)にもとづく学習設計を行う編集部。

本記事は教育目的の情報提供であり、ビザ・移民・法律に関する助言ではありません。手数料・ビザ制度・日程は変わるため、行動前に必ず記事内の公式リンクでご確認ください。